最高血圧が120以下だと病気のリスクが下がる?!
最近の研究結果で
最高血圧が120以下の人は結果的に長生きできるというちょっと常識はずれのニュースがあった。
このニュースです。
アメリカの研究で、血圧120以下の人はそれ以上の人より心不全のリスクを27%軽減できたという。
50歳以上で最高血圧が120に抑えたチームと140に抑えたチームで追跡調査をした結果らしい。50歳以上であることもかなり有効な情報だと思います。
心臓疾患は50歳以上から多くなる病気なので、50歳以下を調査対象から外した点も納得いく結果ですし、27%というとかなり大きな差であるためやはり、結果としては重いでしょう。
しかし基準値は
血圧の基準は140以上から血圧が高めと判定されますが、140付近でも高いとして改善の必要性があるのでしょうか?
無理やり薬で落とすより、自然な形で落とすことを考えたほうが良いです。
明らかに高い160と言った血圧ですと薬も必要なのでしょうが、140近辺ですと食事だったり運動だったりと、改善努力程度で良いのかと感じております。
父親の場合
自分の父親は72歳で脳梗塞で体が不自由になってしまいましたが、10年位前から血圧の薬を飲んでおりました。
血圧150 下100とまあ高いわけです。60歳過ぎての血圧なので、無茶苦茶高いと言うふうでも無いのですが、高いとされる140より高いのです。
それで血圧を下げる薬をずっと飲んでおりました。しかし結局10年後脳梗塞となりました。
飲んで血圧を抑えていたはずなのにこの結果。
結果論ですが、血圧の薬を飲んでいなかったらどうなっていたのでしょうか。脳梗塞となっていたのでしょうか、それとも回避出来たのでしょうか誰にもわかりません。
やはり若い世代具体的には40代全般くらいにはしっかり食生活を正し、生活習慣を改善しながら血圧を上げないようにするのが最善なのではないでしょうか。
イキナリ血圧を10や20を薬で下げるとそれなりに体に負担がかかるのです。例えば本来ある程度の強い血圧で全身に血液を送っていたのに、薬で血圧を抑えると、ポンプの力が弱くなり、全身に血流が行き渡りにくくなります。それで貧血などの原因ともなりますし、
もし血栓があったらどうでしょうか?血圧が突然弱くなると、その血栓が詰まる恐れもあります。ある程度強い圧でしたら流れてしまうかも知れません。
血栓の有無や血管の状態がしっかり把握出来ているなら良いのですが、血圧が高いから薬でなんでも下げてしまおうという考えは安易過ぎると考えられます。もし病院の先生に言われたら、薬で極端に下げるのはどうも納得できませんと納得行くまで説明をしてもらうべきでしょう。