肩甲骨の痛み
肩甲骨と筋の境にある部分が「突き刺さる」痛みに襲われる事ってありますよね。特に寝起き時から始まる場合が多いのですが。
首を曲げるだけでも、手を上に上げたりするだけでも突き刺さる痛みがツーンとくるんです。
寝ちがえた時の痛みと同等の痛み。これを寝ちがえとも言います。
寝違えは、同じ姿勢で寝ているとその部位に負荷がかかり、炎症を起こす急性です。なので朝起きて痛かったら迷うことなくシップで冷やしてあげましょう。今後の回復が早くなりますよ。
寝違えでもないのに肩甲骨部が痛くなる
基本的に外部の痛み、すなわち骨や筋からくるのですが、稀に内蔵から来ることもあります。年齢的に高齢でしたら内臓の関係を疑る場合もありますが、通常は筋肉、筋、骨と言った疲労からくるものが多いのです。
40肩、50肩
この年令になると体もだんだん固まってきて、肩を上げるのにも肩甲骨付近に激痛が走ることもあります。年齢を重ねることでどうしても骨格にしわ寄せが来てしまい、どこかできしんでくるのです。特に軟骨部分の減りは年齢に関係しており、老化現象の一つとも言えましょう。
石灰性腱炎
これはうちの妻も診断されてしまいました。41歳と比較的若い年齢なのに。しかしこの病気は女性に多く、40代から50代が多いそうです。まさに妻はその年令に入っているため珍しいことではないらしいです。
さらに妻はステーキハウスでウエイトレスをしているため、両手にステーキ鉄板を乗っけて運ぶそうで、そう言った職業病とも言えるのでしょうか。
石灰性腱炎はカルシウムが溶けだし、肩の骨のあたりに沈着してしまう病気で、初期の頃は柔らかい状態で関節部位に付着しだし、年を重ねるごとにだんだん固まり、痛みもドンドン増してくるというのです。ひどい時は睡眠すらままならない激痛に見舞われます。妻も2日ほどうなっておりました・・・
比較的簡単な超音波でも発見が出来ます。よく見るにはCTなどを利用しますが、費用もかかるため超音波って言うケースが多いです。
あまり痛い時は注射をされるので、選択してみるといいでしょう。
治療法は基本的には巾着で固めて、安静にするのが一番です。これは腱鞘炎と同じで使い続けるからどんどん炎症が増す、使い続ける以上収まる事は決してないのです。だから痛みがツライなら本当に安静にしてくださいね。
期間は急性(妻の場合)ですと1ヶ月位は安静にしたほうが後々ラクです。慢性、すなわちだんだん痛くなって、その期間が長い場合は半年ほど治るのに時間がかかりそうです。
医師いわく、使わないなら早く治るけど、仕事している以上そう簡単に治らないよと言われたそうです。それはそうですよね。ただ、仕事など有るため、どうしても無理をしないといけない場合も有るわけです。
そんな時は、注射をしながら急場を凌ぐしか無いですね。
注射って痛いの
そんなに痛くないと言っております。チクっとするだけです。ただ効き目はあるけど切れるのも早い。
頓服薬、座薬
ロギソニンやボルタレン(座薬)を使って痛みを和らげます。本当につらい痛みで、激痛がウソのように引きます。
しかし切れたらまた使うと言う繰り返し。もちろんそんな激痛が何日も続くわけではないので、痛い時に使うようにすればいいでしょう。
対策
石灰性腱炎もそうですが、痛くない通常時に筋肉や筋をしっかり伸ばしておき、柔軟性を持たせておくべきと指導されました。骨のトラブルが筋肉や筋にあたって痛みを起こすメカニズムであるため、柔軟性のある筋肉になっていれば、多少の骨や腱などの変形があっても痛みを感じることは減らせるのです。
50肩ストレッチで教えてもらったかなり期待できる方法です。
他を水平に保ち、手の甲を引き寄せます。そのまま肘を曲げることなく、
左回転、右回転10セットくらいずつ回します。かなり肩の筋肉も使われますので少々ツライかもしれませんが、肩こりにもかなりいい感じです。
痛い時は極力運動せず、痛くない平常時にこういったストレッチを行って今後に備えましょう。