葛の花イソフラボンサプリメントの比較
ダイエッターのなかでかなり定着してきた葛の花イソフラボンサプリメントですが、通販で売っている商品を比較してみました。
大手富士フイルムや小林製薬のサプリメントと何が違う?
なんといっても大手の商品が安心感がありますが、たくさんのメーカーが出しているため、それらはどうなんでしょうか。まずは比較してみましょう。
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として) | 葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として) | その他の期待成分 |
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葛の花減脂粒(DMJえがお) | 35mg | もろみ酢 |
メタバリア 葛の花イソフラボンEX(FUJIFILM) | 35mg | |
おなかの脂肪が気になる方のタブレット(粒タイプ)a(大正製薬) | 35mg | |
ウエイトンα(くすりの健康日本堂) | 35mg | 裕胞子性乳酸菌、コエンザイムQ10 |
シボヘール(ハーブ健康本舗) | 35mg | |
DUEN合同会社 | 22mg | |
葛花ごぼう茶 0.9g×20包(日本薬健) | 22mg(抽出後) |
テクトリゲニン類含有量が35mgが多いですね。大手もこの含有量ですので、ほぼこの含有量がレシピということです。なのでこの含有量の表記がない、少ないのを選ぶより、35mg含有の製品を選ぶというのが良いでしょう。大手と中小のメーカーさんの成分量を見てみてもほとんど変わらないですし、お好みを選べが良いでしょう。
お茶として含有している商品もあります。我が家ではかみさんがいつも飲んでいるのが日本薬健のルイボスティー。35mgまで入っていないのですが、22mg入ってますし、しかもルイボスの期待値も。ごぼう茶ベースのもあり、なかなかおススメ。
葛の花と葛根湯の違いは?
おいしい葛餅、幼いころから大好きできなこと砂糖をまぶしてよく食べていました。
その葛餅に使われている葛は、根っこの部分なのですが、葛粉として葛餅になったり、葛根湯でお馴染み風邪薬に使われたりとさまざまに我々が利用して恩恵を受けています。花の部分か、根っこの部分かの違いということになります。
花の部分は二日酔い対策として古くから漢方薬として利用されていました。お酒の毒消しとして有効利用していたんですね。
根っこの部分もスイーツになったり風邪薬になったり。素晴らしい植物です。
葛の花のイソフラボンっていったい何なの?
葛の花には、最近話題のイソフラボンが豊富に含まれているのです。実は体内の脂肪分解や、燃焼させるという、まさにダイエットに良い成分として最近注目されているのです。
葛の花を食べるの?と思いますが、さすがにそれは現実的ではないですね。絞ったエキスをサプリメントとして摂ることが手軽でしょう。
そのイソフラボンは、大豆イソフラボンとどう違うのでしょうか?イソフラボンを摂るなら豆乳を飲めばきわめて簡単に摂取できますね。
サプリメントとしてまで摂る意味はあるのでしょうか。そこで問題になるのは、イソフラボンならすべて同じ?ということです。同じなら豆乳を飲めばいい。豆乳が嫌いだったら豆乳ヨーグルトだったりおいしく大豆を摂ることは可能です。(大豆アレルギーのある人はこの限りではありませんが)
大豆のイソフラボンと葛の葉由来イソフラボンの違いとは
実は大豆のイソフラボンと葛の花由来のイソフラボンは種類が違うのです。葛の葉由来のイソフラボンはテクトリゲニン類になり、大豆イソフラボンのそれとは違うのです。
実際は葛の葉由来のイソフラボンはイソフラボンとは言わないで、フラボノイドの中の、テクトリゲニン類となります。
大豆はフラボノイドの中のイソフラボンとなるわけです。ややっこしいですが、「葛の花由来のフラボノイドはテクトリゲニン類でありますよ」となるのです。
ポリフェノール
イソフラボンもテクトリゲニン類もフラボノイドであり、ポリフェノールの一つなのです。ポリフェノールはもっと言うならココアにも入っていますし、ワインにも入っています。ポリフェノールにはたくさんの種類がありますし、期待できる有用性もさまざまです。ポリフェノールの大半がフラボノイドで、フラボノイド系、フェノール系などに分けられます。
ポリフェノールの有用性としては抗酸化作用が有名です。ポリフェノールは大抵の植物に入っていて、お茶のカテキンも、ブドウにも、ウーロン茶にも、コーヒーにも入っています。
基本的な有用性は抗酸化作用ですが、それぞれの持ち味があるのです。
イソフラボンの摂り過ぎは注意
あと大豆から取ったイソフラボンは摂りすぎるとあまりよくありません。その理由として女性ホルモンのエストロゲンと似ているため、特に妊娠期、授乳期には注意が必要です。大豆食品は食べすぎは注意ですが、摂らないとならないものです。
例えば骨粗しょう症、乳がんや前立腺がん等の予防効果が期待されるが、一方、乳がん発症や再発のリスクを高める可能性も考えられる。しかし未だ実際に多くの研究が行われている段階にあり、ヒトにおける大豆イソフラボンの有効性と安全性についての議論は確立していない。
大豆イソフラボンによる悪影響を心配して大豆食品を食べることをやめてしまうと、大豆食品から栄養成分が得られなくなり、むしろ健康を損なう可能性もあります。
引用:厚生労働省のサイトより
食品から容易に大豆を摂ることは可能なのであえてサプリメントとして大豆イソフラボンは摂る必要はなさそうですね。そこで葛の花由来。
フラボノイドのテクトリゲニン類は大豆イソフラボンと違い、エストロゲンと構造が似ていないのです。なので、悪影響もなく、妊婦さんや授乳期の女性がダイエット目的で摂っても基本大丈夫なのです。
しかしそのような時期の女性はダイエットなどしてしまうとお子さんに影響がでるかもしれないため、ダイエットには注意が必要でしょうが、それほど気を使わないでもよいのが葛の花由来のテクトリゲニン類なのです。
テクトリゲニン類のイソフラボンは、引用肥満気味な方の、体重やお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)やウエスト周囲径を減らすのを助ける機能があることが報告されています。
肥満気味な方、BMIが高めの方、お腹の脂肪が気になる方、ウエスト周囲径が気になる方に適した食品です。